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  • コラム

2026.01.20

ステンレスタンクの蓋でよくあるトラブル

~製作・後付け時に注意したいポイント~
(埼玉県三郷市・株式会社木村工業)
ステンレスタンクの蓋は、
一見シンプルな部品に見えますが、
実際には使い勝手や安全性に大きく影響する重要な部品です。
特に、後付けや特注で蓋を製作する場合、
条件の伝え方や仕様の違いによって
「思っていたものと違う」「現場で使いづらい」
といったトラブルが起こることがあります。
ここでは、
ステンレスタンクの蓋でよくあるトラブル例を紹介します。
① サイズ・クリアランスが合わない
最も多いトラブルが、
蓋のサイズやクリアランスが合わない ケースです。
よくある例としては、
・タンク口径に対して微妙に大きい・小さい
・熱膨張を考慮しておらず、はめ込みがきつい
・ガスケットを入れる前提になっていない
結果として、
蓋がスムーズに載らない・外れにくい
といった問題が起こります。
👉 タンク側寸法と使用条件を正確に確認することが重要です。
② 反り・歪みが出て密着しない
蓋は平板で製作されることが多いため、
溶接や板厚不足による反り・歪みが出やすい部品です。
特に、
・板厚が薄い
・取っ手や補強の溶接が片側に集中している
・サイズが大きい蓋
では、
密着せず、隙間ができてしまうことがあります。
👉 蓋のサイズや用途に応じた板厚・補強が必要です。
③ 取っ手・把手が使いにくい
蓋に取り付ける**取っ手(把手)**も、
よくあるトラブルポイントです。
例としては、
・取っ手が小さく持ちにくい
・手袋をすると掴めない
・持ち上げたときにバランスが悪い
など、
実際の作業環境を考慮していないことで使いづらくなります。
👉 使用者・作業環境を想定した形状指定が重要です。
④ ガスケット・パッキンとの相性が悪い
蓋と一緒に使われることの多い
ガスケットやパッキンとの相性も、
トラブルになりやすい点です。
よくあるケース:
・溝加工がされていない
・パッキン厚みが考慮されていない
・均一に当たらず、部分的に隙間ができる
結果として、
液漏れや異物混入の原因になることがあります。
👉 ガスケット使用の有無は事前に確認しておく必要があります。
⑤ 後付けで干渉が発生する
既存タンクに後から蓋を製作する場合、
周囲設備との干渉が起こることがあります。
例としては、
・蓋を開けたときに配管や壁に当たる
・取っ手が他部品と干渉する
・開閉スペースが足りない
図面上では問題なくても、
現場では使えないケースもあります。
👉 設置環境を考慮した寸法・形状が重要です。
まとめ:蓋こそ「細かい条件確認」が重要
ステンレスタンクの蓋でよくあるトラブルは、
以下のような点に集中しています。
・サイズ・クリアランス不足
・反り・歪みによる密着不良
・取っ手の使いづらさ
・ガスケットとの不適合
後付け時の干渉
蓋は小さな部品ですが、
使用頻度が高く、作業性や安全性に直結します。
ステンレスタンクの蓋・板金加工のご相談について
株式会社木村工業では、
ステンレスタンクやホッパー本体だけでなく、
蓋(フタ)・架台・付属部品などの板金加工品を製作しています。
既存タンクに合わせた蓋の製作や、
図面をもとにした一品製作にも対応しています。
お問い合わせ先
株式会社木村工業
〒341-0034
埼玉県三郷市新和三丁目125
TEL:048-960-0275
WEB:https://kimurakogyo-hopper.co.jp

この記事を書いた人

役職

高橋 和志

現場で火花を散らす溶接作業から、会社の魅力を発信する広報、そしてお客様窓口として信頼を築く営業まで、日々フル回転で活動してます。

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