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  • コラム

2026.02.03

ステンレスタンクの価格が変わる理由

~見積金額に差が出るポイントをわかりやすく解説~
(埼玉県三郷市・株式会社木村工業)

 

ステンレスタンクを製作・依頼する際、

「同じようなタンクなのに価格が全然違う」
と感じたことはありませんか?

 

実は、ステンレスタンクの価格は

サイズだけで決まるものではありません。

 

材質・構造・仕上げ・溶接方法・検査内容など、

いくつもの要素が組み合わさって価格が決まります。

 

ここでは、ステンレスタンク製作を検討している方に向けて、

価格が変わる主な理由を5つのポイントに分けて、
株式会社木村工業がわかりやすく解説します。

 

 

① 材質の違い(SUS304かSUS316か)

ステンレスタンクの価格に最も分かりやすく影響するのが材質です。

 

主に使われる材質


材質


特徴


価格傾向


 

SUS304



 

一般的で流通量が多い


 

比較的安価

 

SUS316


 

耐食性が高く薬品に強い


 

SUS304より高価


 

SUS316は材料費そのものが高く、

さらに加工も難しくなるため、価格が上がります。

 

👉 使用環境に対して過不足のない材質選定が、

無駄なコストを抑えるポイントです。

 

 

② 容量・サイズ・板厚による違い

 

タンクの価格は、

容量(大きさ)と板厚によって大きく変わります。

 

価格に影響する主な要素:

 

・タンク容量(L)

・直径・高さ
・板厚(t)

 

常圧か加圧仕様か

特に加圧仕様の場合、
板厚が増えるだけでなく、溶接工数や補強が増えるため、
価格が大きく変動します。

 

 

③ 構造の複雑さ(ノズル・フランジ・脚など)

 

一見同じように見えるタンクでも、

付属部品の数や構造によって価格は変わります。

 

価格に影響しやすい構造要素:

 

・ノズルの数・径・位置

・フランジ構造
・マンホールの有無
・脚付きか、架台付きか
・補強リブの有無

 

部品点数が増えるほど、

切断・曲げ・溶接の工数が増え、価格に反映されます。

 

 

④ 溶接方法と溶接品質(TIG溶接)

 

ステンレスタンク製作では、

溶接品質が価格に直結します。

 

特にタンクでは、

**TIG溶接(アルゴン溶接)**が基本となります。

 

TIG溶接は、

 

・気密性が高い

・強度が安定している
・見た目がきれい

 

というメリットがある一方、

作業に時間と技術が必要なため、
簡易的な加工よりもコストは上がります。

 

👉 ただし、溶接品質を下げると

漏れ・再製作・事故リスクにつながるため、
結果的に高くつくケースもあります。

 

 

⑤ 仕上げ・検査内容の違い

 

最後に、仕上げ方法と検査内容も価格に大きく影響します。

 

代表的な仕上げ


 

仕上げ


 

特徴


 

価格傾向


 

2B仕上げ


 

素材のまま


 

低コスト


 

バフ研磨


 

鏡面で衛生性が高い


 

高め


 

ヘアライン


 

外観重視


 


 

バイブレーション仕上げ


 

高級感・傷が目立ちにくい


 

コスパ良


 

また、検査については、

 

・標準

・外観検査
・寸法検査

 

依頼により追加

・耐圧試験
・水張り試験
・漏れ検査

 

といった内容で、

検査を追加するほど価格は上がります。

 

 

まとめ:価格差の正体を知れば、無駄なコストは減らせる

ステンレスタンクの価格が変わる理由は、主に次の5つです。

 

1. 材質の違い(SUS304/SUS316)

 

2. 容量・板厚・圧力条件

 

3. 構造の複雑さ

 

4. 溶接方法と品質

 

5. 仕上げ・検査内容

 

これらを理解したうえで依頼すれば、

必要な品質を保ちながら、適正価格でタンクを製作できます。

 

 

▶ ステンレスタンク製作・見積のご相談は木村工業へ

株式会社木村工業では、
ステンレスタンク・加圧タンク・ホッパーなどの製作を行っています。
用途・予算・納期を踏まえ、
無駄のない仕様と適正価格の提案を行っています。
お気軽にお問い合わせください。

 

📞 048-960-0275

📍 埼玉県三郷市新和三丁目125
🌐 https://kimurakogyo-hopper.co.jp

この記事を書いた人

役職

高橋 和志

現場で火花を散らす溶接作業から、会社の魅力を発信する広報、そしてお客様窓口として信頼を築く営業まで、日々フル回転で活動してます。

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