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  • コラム

2025.12.22

ステンレスタンク製作の5つのポイント

~失敗しないタンク製作のために知っておくべきこと~
(埼玉県三郷市・株式会社木村工業)

 

ステンレスタンクは、食品・医薬・化学・研究設備など、

幅広い分野で使用される重要な設備です。
しかし、タンク製作には材質選定から溶接・仕上げ・検査まで多くの工程があり、
依頼時にポイントを押さえておかないと、

 

・強度不足

・漏れ

・清掃性の悪化
・耐久性の低下

 

といった問題につながることがあります。

ここでは、ステンレスタンク製作で失敗しないための
5つの重要ポイントを、
実際に加圧タンクやホッパーを製作している
株式会社木村工業がわかりやすく解説します。

 

 

① 材質を正しく選ぶ(SUS304かSUS316か)

 

ステンレスタンクの性能は、材質選びで大きく変わります。

 

▼ 主に使用される材質


材質


特徴


向いている用途


SUS304


一般的なステンレス加工性が良い


食品機械・一般設備


SUS316


塩分・薬品に強く、耐食性が高い


医薬・化学・腐食性環境


 

特に、薬液・洗浄薬品・塩分に触れる可能性がある場合は、

SUS316の選定が必須となります。

 

👉 使用環境を把握せずに材質を選ぶと、

腐食や漏れの原因になるため注意が必要です。

 

 

② 板厚・容量・圧力条件を明確にする

 

タンク製作で最も重要なのが、

板厚・容量(サイズ)・圧力条件です。
これらが曖昧なままだと、
強度不足や変形、不要なコスト増加につながります。

 

特に確認すべきポイント

 

・内容量(L)

・板厚(t)
・常圧か加圧仕様か
・脚の強度
・フランジの構造
・ノズルの数・サイズ

 

加圧タンクの場合は、

板厚の選定とTIG溶接の品質が安全性を左右します。
木村工業では、使用条件を丁寧にヒアリングしたうえで、
最適な板厚・構造を提案しています。

 

 

③ TIG溶接の品質がタンク性能を決める

 

ステンレスタンク製作の要となるのが、

**TIG溶接(アルゴン溶接)**です。

 

TIG溶接がタンク製作に適している理由は以下の通りです。

 

・強度が高い

・気密性に優れている
・溶接ビード(溶接痕)が美しい
・食品・医薬用途に適した衛生的な仕上がり

 

特に加圧タンクでは、

TIG溶接の品質=タンクの安全性といっても過言ではありません。
木村工業では、熟練技術者がTIG溶接を担当し、
気密性・強度・美しさを兼ね備えた溶接品質を提供しています。

 

 

④ 内外面の仕上げ仕様を決める

(バフ・ヘアライン・バイブレーション)

 

ステンレスタンクは、用途によって

内面・外面の仕上げ方法が大きく変わります。

 

▼ 代表的な仕上げ方法


 

仕上げ


 

特徴


 

主な用途


 

バフ研磨


 

鏡面で衛生性が高い


 

食品・医薬向け


 

ヘアライン(HL)


 

直線模様で外観が美しい


 

外観部・装置カバー


 

バイブレーション仕上げ


 

傷が目立ちにくく高級感


 

外観タンク・設備装置


 

2B仕上げ


 

素材のまま


 

内部部品・コスト重視


 

 

木村工業では、特に

バイブレーション仕上げを高品質・低コストで対応できる点が強みです。
外観を重視するタンクや設備周りの製品で、
多くのご依頼をいただいています。

 

 

⑤ 必要に応じて耐圧試験・漏れ検査を行う

 

タンク製作では、

検査をどこまで行うかも重要なポイントです。

 

・標準対応

・寸法検査
・外観検査

 

ご依頼に応じて対応可能

・耐圧試験

・水張り試験
・漏れ検査

 

加圧タンクや液体を扱うタンクでは、

これらの検査を行うことで、より安心して使用できます。
木村工業では、
ご依頼があれば耐圧試験にも対応可能です。

 

 

まとめ:ステンレスタンク製作は

「設計 × TIG溶接 × 仕上げ」が重要
ステンレスタンクを依頼する際は、
次の5つを必ず確認してください。

 

・材質選定(SUS304/SUS316)

・板厚・容量・圧力条件
・TIG溶接の品質
・表面仕上げ(衛生性・外観性)
・検査体制(必要に応じて耐圧試験)

 

木村工業では、これらすべてに対応し、

食品・医薬・化学メーカー向けのステンレスタンクを
多数製作しています。

 

 

▶ ステンレスタンク製作のご相談は木村工業へ

単品タンクから加圧タンク、ホッパーまで幅広く対応しています。
図面がない段階からのご相談や、短納期案件にも対応可能です。

 

📞 048-960-0275

📍 埼玉県三郷市新和三丁目125
🌐 https://kimurakogyo-hopper.co.jp

この記事を書いた人

役職

高橋 和志

現場で火花を散らす溶接作業から、会社の魅力を発信する広報、そしてお客様窓口として信頼を築く営業まで、日々フル回転で活動してます。

現場で火花を散らす溶接作業から、会社の魅力を発信する広報、そしてお客様窓口として信頼を築く営業まで、日々フル回転で活動してます。