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2025.11.26

【コラム】ステンレス加工・制作・板金加工の違いとは？

【コラム】ステンレス加工・制作・板金加工の違いとは？

 

依頼前に知っておきたい基礎知識

 

（埼玉県三郷市・株式会社木村工業）

 

ステンレス製の製品や部品を作りたいと思ったとき、
「加工」「制作」「板金加工」など似た言葉が多くて、
「結局どれを頼めばいいの？」と迷う方も多いのではないでしょうか。
実はこの3つの言葉には、それぞれ異なる意味と工程の違いがあります。
この記事では、ステンレス製品を依頼する前に知っておきたい基礎知識として、
「加工」「制作」「板金加工」の違いをわかりやすく解説します。

 

 

① 「ステンレス加工」とは？──素材を形にする総称

 

「ステンレス加工」とは、
ステンレス素材を目的の形状や機能に加工するすべての工程の総称です。
たとえば、以下のような工程が含まれます。
切断（シャーリング、レーザー、プラズマなど）
曲げ（ベンダー加工）
溶接（TIG／MIG／スポットなど）
研磨・仕上げ（バフ、ヘアライン、バイブレーション）
組立・検査
つまり「ステンレス加工」とは、素材から完成品までの全体を指す言葉であり、
単に一部の工程ではなく、製作全体のことを指しています。
木村工業では、この“ステンレス加工”を**一貫対応（設計～溶接～仕上げまで）**で行っており、
ホッパー・加圧タンク・カバーなど多用途の製品を製作しています。

 

 

② 「ステンレス制作」とは？──目的に応じた“ものづくり”全体

 

「制作」または「製作」という言葉は、
「完成品をつくり上げる」という意味で、より“ものづくり全体”を表す言葉です。
一般的には、
設計・打合せ → 図面作成 → 加工 → 組立 → 検査
までの完成工程を含む場合に使われます。
たとえば木村工業では、
「ステンレスタンク製作」「ホッパー製作」「特注部品の製作」など、
お客様の要望に合わせたオーダーメイド対応を行っています。
このため「ステンレス制作」は、一品製作・試作・特注品など、
既製品にはない形状や機能を実現したい場合に適した表現です。

 

 

③ 「ステンレス板金加工」とは？──薄板を曲げて形を作る工程

 

「板金加工」とは、
金属の薄板を切断・曲げ・溶接して製品を形づくる工程のことを指します。
特にステンレス板金加工では、
板厚：0.5mm〜3.0mm程度の薄板
使用製品：カバー、タンク、ホッパー、架台、装置部品など
加工方法：レーザー切断 → 曲げ → 溶接 → 仕上げ
という流れで行われます。
板金加工は、軽量で高精度な製品を短納期で製作できることが特徴です。
木村工業では、ステンレス・鉄・アルミの板金加工を得意としており、
特にステンレスのTIG溶接＋バイブレーション仕上げに高い評価をいただいています。

 

 

④ 3つの違いをまとめると？

区分

意味・範囲

主な対象

木村工業での対応例

ステンレス加工

ステンレス全般の

加工工程を総称

板・パイプ・フレームなど

       切断・曲げ・溶接・研磨

       の一貫加工

ステンレス制作（製作）

完成品をつくる

工程全体

タンク・ホッパー・

装置部品など

       設計～完成まで

       オーダーメイド対応

ステンレス板金加工

薄板を加工して

形を作る工程

カバー・架台・筐体など

      TIG溶接

バイブレーション仕上げ対応

 

 

👉 まとめると、

 

 

 

「加工」＝作業全体の総称
「制作」＝完成品づくり
「板金加工」＝薄板を曲げ・溶接して形を作る工程
という位置づけになります。

 

 

⑤ 依頼時のポイント：目的を伝えることが大切

 

見積や相談をするときは、
「どんなものを作りたいのか」「どのように使うのか」を明確に伝えることで、
最適な加工方法・仕上げ方法を提案してもらえます。
たとえば：
食品・医薬用途 → バフ研磨・電解研磨仕上げ
外装部品 → バイブレーション仕上げ
精密機器部品 → 曲げ・溶接精度重視
木村工業では、お客様の使用目的に合わせて、
最適な加工方法・コストバランス・仕上げ提案を行っております。

 

 

🔧 まとめ：違いを知ることで、より良い「依頼」ができる

 

「ステンレス加工」「制作」「板金加工」は似ているようで、
それぞれ得意とする分野や工程が異なります。
違いを理解して依頼することで、
無駄なコストを防ぎ、より理想的な製品をスムーズに製作できます。

 

 

▶ ステンレス加工・制作・板金加工のご相談は木村工業へ
株式会社木村工業では、
埼玉県三郷市を拠点に関東・東京近郊の企業様向けにステンレス製品の加工・制作・板金加工を一貫対応しています。
ホッパー・タンク・架台・カバーなどの製作から、
試作・小ロット・短納期案件まで柔軟に対応可能です。
📞 048-960-0275
📍 埼玉県三郷市新和三丁目125
🌐 https://kimurakogyo-hopper.co.jp

この記事を書いた人

役職

高橋 和志

現場で火花を散らす溶接作業から、会社の魅力を発信する広報、そしてお客様窓口として信頼を築く営業まで、日々フル回転で活動してます。

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