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2025.11.11

ステンレス(SUS) 鉄(SS)板金加工の流れ

~設計から仕上げまでの工程をわかりやすく解説~

 

(埼玉県三郷市・株式会社木村工業)

 

ステンレス板金加工は、設計図から製品を形にするまで多くの工程を経て行われます。

見た目はシンプルなカバーやタンクでも、実際には切断・曲げ・溶接・研磨・検査など、
高度な技術と経験が必要です。
ここでは、ステンレス板金加工の一般的な流れを、
ホッパーや加圧タンクなどの製作実績を持つ株式会社木村工業がわかりやすく解説します。

 

① 打ち合わせ・設計(仕様確認)

 

まずは、お客様との仕様打ち合わせから始まります。

・使用目的(食品機器・薬品装置・研究設備など)
・材質(SUS304/SUS316 など)
・板厚・寸法
・表面仕上げ(バフ・ヘアライン・バイブレーションなど)
・数量・納期
これらを確認し、必要に応じて図面を作成します。
図面がない場合でも、現物採寸やスケッチからの再現製作にも対応可能です。

 

② 材料切断(シャーリング・レーザー加工)

 

設計内容が確定したら、次は材料の切断工程です。

主な加工方法

・シャーリング加工:板材を直線的に切断。スピードと精度に優れる。
・レーザー切断:曲線や複雑形状のカットに最適。
製品の用途・精度に合わせて、最適な切断方法を選定しています。

 

③ 曲げ加工(ベンダー)

 

切断した板材を**ベンダー(プレスブレーキ)**で曲げ加工します。

角度や寸法の誤差が最終精度に大きく影響するため、熟練職人が慎重に調整を行います。
ホッパーや円錐タンクなど、立体的な形状は段曲げ・ロール曲げを組み合わせて滑らかに成形。
美観と精度の両立を実現しています。

 

④ 溶接(TIG溶接)

 

次に、**TIG溶接(アルゴン溶接)**で部品同士を接合します。

TIG溶接は、ステンレス製品の仕上がり品質を左右する重要な工程です。
TIG溶接の特徴
・溶接ビード(溶接痕)が美しく、仕上がりがきれい
・溶け込みが深く、強度・耐久性が高い
・気密性・耐圧性が求められる製品に最適
木村工業では、加圧タンク・ホッパーなど、気密性・安全性が必要な製品のTIG溶接を専門的に対応しています。
外観も美しく仕上がるため、装置外装や製品カバーなどにも適しています。

 

⑤ 研磨・表面仕上げ

 

溶接後は、表面の仕上げ・研磨工程に進みます。

用途やデザイン性に合わせて、最適な仕上げを選択します。

                            仕上げ方法


2B仕上げ


特徴


素材そのまま。一般的な工業部品


                   主な用途


                                  内部パーツなど

 


ヘアライン仕上げ

 


直線模様で上品な外観

 


                                  カバー・外装部

 


バフ研磨仕上げ

 


鏡面仕上げで衛生性が高い

 


                                  食品・医薬装置

 


バイブレーション仕上げ

 


マット質感で傷が目立ちにくく

高級感あり

 


                           外観部・設備カバー

 


電解研磨

 


耐食性・衛生性を強化

 


                           食品・医薬機器内部


 

木村工業では、独自の研磨ノウハウにより、

バイブレーション仕上げを高品質かつ低コストで提供しています。
見た目の美しさと実用性を両立し、外観部品や設備カバーなどで高い評価を得ています。

 

⑥ 組立・検査・納品

 

最終工程では、各部品を組み立てた後に外観・寸法チェックを行い、

設計どおりの精度と仕上がりを確認します。
また、耐圧試験・水張り・漏れ検査などが必要な場合には、
お客様のご依頼に応じて実施することが可能です。
食品・医薬・化学分野向けのタンクやホッパーでは、
こうした検査により、安全性と信頼性を確保しています。
検査完了後は清掃・梱包を行い、丁寧に出荷・納品いたします。

 

🔧 まとめ:一貫生産で品質と納期を両立

 

ステンレス板金加工は、

1️⃣ 設計 → 2️⃣ 切断 → 3️⃣ 曲げ → 4️⃣ 溶接 → 5️⃣ 仕上げ → 6️⃣ 検査
という多段階工程を経て完成します。
木村工業では、このすべての工程を社内一貫体制で行っており、
品質の安定と納期短縮を両立しています。
「高品質な製品を短納期で」──
これが木村工業のステンレス板金加工の強みです。

 

📖 ステンレス板金加工を実際に依頼する際は、加工内容や仕様確認によって品質や納期が大きく変わる場合があります。

外注時に失敗しないためのポイントについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

▶ ステンレス板金加工を外注するときの5つの注意点

🌐https://kimurakogyo-hopper.co.jp/blog/blog-219/

 

▶ ステンレス板金加工・タンク製作の基礎知識まとめはこちら

🌐https://kimurakogyo-hopper.co.jp/blog/blog-303/

 

🔧 ステンレス板金加工・タンク・ホッパー製作のご相談について
ステンレス板金加工やタンク・ホッパー製作では、
材質・板厚・表面仕上げ・使用用途によって最適な製作方法が異なります。
株式会社木村工業では、図面支給によるステンレス製品製作を中心に、
タンク・ホッパー・架台・各種板金加工品の製作に対応しております。
また、ステンレス製品だけでなく、
⚙️ 鉄(SS材)板金加工・製缶加工にも対応可能です。
「図面はあるが製作方法を相談したい」
「短納期で対応可能か確認したい」
「見積だけでも相談したい」
といった段階でも1点からの試作製作・短納期対応も可能です。

お気軽にご相談ください。
📌 【対応製作例】
・ステンレスタンク
・ステンレスホッパー
・架台・フレーム
・付属板金部品
・鉄板金加工・製缶品 など

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(お問い合わせページURL)
🏢 株式会社木村工業
〒341-0034 埼玉県三郷市新和三丁目125
☎ TEL :048-960-0275
📠 FAX:048-953-5380
🌐WEB:https://kimurakogyo-hopper.co.jp/contact/

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この記事を書いた人

役職

高橋 和志

現場で火花を散らす溶接作業から、会社の魅力を発信する広報、そしてお客様窓口として信頼を築く営業まで、日々フル回転で活動してます。

現場で火花を散らす溶接作業から、会社の魅力を発信する広報、そしてお客様窓口として信頼を築く営業まで、日々フル回転で活動してます。