2026.03.30

原料や粉体を貯留・供給する装置として使用されるステンレスホッパーでは、容量(容積)の設計が重要になります。
ホッパー容量が適切でない場合、以下のような問題が起こることがあります。
・原料の供給量が足りない
・設備ラインが停止する
・ホッパーが大きすぎて設置できない
・排出が不安定になる
設備設計では、処理量や原料の性質に合わせてホッパー容量を決める必要があります。
本記事では、ステンレスホッパー製作や設備設計で基本となる
ホッパー容量の考え方と計算方法について解説します。
🔧 ホッパー容量とは
ホッパー容量とは、**ホッパー内部に貯留できる材料の体積(容積)**のことです。
設備設計では、以下の条件から容量を決めることが一般的です。
・処理量(kg / h)
・材料の比重
・供給時間
・設備の設置スペース
例えば
1時間に100kg使用する設備で30分分の材料を貯めたい場合
必要容量は
50kg分の材料が入るホッパー
になります。
📊 ステンレスホッパー容量の早見表(参考)
ホッパー容量はサイズによって大きく変わります。
以下は一般的な四角ホッパーの容量目安です。
※上部箱高さ600mm、ホッパー高さ500mmの場合
上部サイズ 容量目安
500 × 500 約120L
600 × 600 約200L
800 × 800 約490L
1000 × 1000 約950L
1200 × 1200 約1,600L
※実際の容量はホッパー角度や高さによって変わります。
⚖ ホッパー容量と重量の目安
ホッパー設計では、容量だけでなく材料の重量も重要になります。
材料の比重によって、同じ容積でも重量が大きく変わります。
容量 小麦粉 樹脂ペレット 砂
200L 約100kg 約120kg 約320kg
500L 約250kg 約300kg 約800kg
1000L 約500kg 約600kg 約1600kg
大型ホッパーでは、重量が大きくなるため
板厚や補強構造も重要になります。
▶ ステンレスホッパーの板厚と補強|変形を防ぐホッパー構造とは
📦 四角ホッパーの容量計算
四角ホッパーの場合
上部は箱形、下部はピラミッド形状になることが多くあります。
基本的な容量計算は
箱部分 + ホッパー部分
で計算します。
■ 箱部分の計算
計算式
縦 × 横 × 高さ
例
800mm × 800mm × 600mm
容量
0.8 × 0.8 × 0.6
=0.384㎥
■ ホッパー部分(四角錐)
計算式
底面積 × 高さ ÷ 3
例
0.8 × 0.8 × 0.5 ÷ 3
容量
約0.107㎥
■ 合計容量
0.384 + 0.107
=0.491㎥
つまり
約490Lのホッパー容量
になります。
⚙️ 円錐ホッパーの容量計算
円形ホッパーの場合は円錐の計算になります。
計算式
π × r² × 高さ ÷ 3
例
直径800mm
高さ600mm
3.14 × 0.4 × 0.4 × 0.6 ÷ 3
容量
約0.100㎥
つまり
約100L
になります。
🏭 ホッパー容量設計で注意するポイント
ホッパー容量を決める際には、容積だけでなく以下の点も考慮する必要があります。
■ 材料の比重
粉体や原料によって重量が変わります。
■ 排出角度
ホッパー角度が適切でないと、材料が詰まることがあります。
▶ ステンレスホッパーの角度設計|詰まりを防ぐホッパー形状とは
🌐https://kimurakogyo-hopper.co.jp/blog/blog-315/
■ 板厚と補強
容量が大きくなるとホッパーにかかる荷重も増えます。
▶ ステンレスホッパーの板厚と補強|変形を防ぐホッパー構造とは
🌐https://kimurakogyo-hopper.co.jp/blog/blog-318/
■ 表面仕上げ
粉体設備では表面仕上げも重要になります。
▶ ステンレスホッパーの表面仕上げの選び方
🌐https://kimurakogyo-hopper.co.jp/blog/blog-280/
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株式会社木村工業では、図面支給によるステンレスホッパー製作に対応しています。
製作例
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⚙️ 鉄(SS材)板金加工・製缶加工にも対応可能です。
📍 対応エリア
株式会社木村工業では以下のエリアからのご依頼に対応しています。
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株式会社木村工業
📞 TEL:048-960-0275
📠 FAX:048-953-5380
現場で火花を散らす溶接作業から、会社の魅力を発信する広報、そしてお客様窓口として信頼を築く営業まで、日々フル回転で活動してます。
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