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  • コラム

2026.01.05

ステンレスタンク製作でよくあるトラブル例

~依頼前に知っておきたい注意点~
(埼玉県三郷市・株式会社木村工業)
ステンレスタンクは、食品・医薬・化学・研究設備など、
さまざまな分野で使用される重要な設備です。
一方で、製作内容や条件の伝え方によっては、
完成後に「想定と違った」「使いづらい」 といった
トラブルが起こることも少なくありません。
ここでは、ステンレスタンク製作で
実際によく見られるトラブル例と、
事前に気をつけたいポイントを紹介します。
① 板厚不足による歪み・変形
比較的多いのが、
板厚が足りず、使用中や溶接後に歪みが出るケースです。
特に起こりやすい場面は、
サイズの大きいタンク
加圧がかかる仕様
内容物の重量が大きい場合
見た目では問題なく見えても、
使用を続けるうちに歪みや変形が進むことがあります。
👉 タンクサイズ・使用条件に合った板厚指定が重要です。
② 溶接部からのにじみ・漏れ
ステンレスタンクで最も致命的なトラブルが
溶接部からのにじみ・漏れです。
主な原因としては、
・溶接の溶け込み不足
・溶接条件のばらつき
・加圧条件に対する配慮不足
などが挙げられます。
特に加圧タンクや液体を扱うタンクでは、
溶接品質が安全性に直結します。
③ 仕上げ不足による清掃性の悪さ
食品・医薬分野で多いのが、
内面仕上げが不十分で、汚れが溜まりやすい というトラブルです。
よくある例:
・溶接ビードが粗いまま
・角部に段差が残っている
・仕上げ指定が曖昧だった
結果として、
清掃に時間がかかり、衛生面で問題になることもあります。
👉 使用用途に合った仕上げ指定が重要です。
④ ノズル位置・向きの使いづらさ
図面上では問題なく見えても、
実際に設置すると使いづらい というケースもあります。
よくあるトラブル:
・ノズル位置が配管と合わない
・バルブ操作がしにくい
・周囲設備と干渉する
特注タンクでは、
設置環境を考慮した位置指定が重要になります。
⑤ 検査不足による不安の残る使用開始
完成後、
検査を行わないまま使用を開始してしまい、不安が残る
というケースも見られます。
特に加圧タンクでは、
・耐圧試験
・水張り試験
・漏れ検査
を行っていないと、
運転開始後にトラブルが発覚することがあります。
👉 必要に応じて、事前に検査内容を確認しておくと安心です。
まとめ:多くのトラブルは「事前確認」で防げる
ステンレスタンク製作でよくあるトラブルは、
次のような点に集中しています。
・板厚・構造の見落とし
・溶接品質に関する問題
・仕上げ指定の不足
・使い勝手を考慮しない設計
・検査内容の確認不足
これらは、
製作前に条件を整理し、確認しておくことで防げるものがほとんどです
ステンレスタンク製作・板金加工のご相談について
株式会社木村工業では、
ステンレスタンクやホッパーの製作だけでなく、
周辺設備や付属する各種板金加工品の製作にも対応しています。
対応例としては、
・タンク用架台・支持フレーム
・装置用架台・架構
・タンク・ホッパー用の蓋(フタ)
・配管用の支持金具
・各種ブラケット・取付金具
・設備に付属する板金部品
など、図面をもとにしたステンレス板金加工を行っています。
既存タンクに合わせた後付けの蓋製作や、
設備更新に伴う架台・付属部品のみの製作などもご相談ください。
お問い合わせ先
株式会社木村工業
〒341-0034
埼玉県三郷市新和三丁目125
TEL:048-960-0275
WEB:https://kimurakogyo-hopper.co.jp

この記事を書いた人

役職

高橋 和志

現場で火花を散らす溶接作業から、会社の魅力を発信する広報、そしてお客様窓口として信頼を築く営業まで、日々フル回転で活動してます。

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